昨日のブログに書きましたが、私の父はアスペルガー(自閉症)です。診断された訳ではないですが(そうだと言ってもきっと信じてお医者さんに診てもらうことはないタイプ)、アスペルガーのチェックリストに全部当てはまります。
まず、典型的な症状として、人と目が合わない。娘である私とさえ目を合わせるのが苦手です。特に私は蠍座なので、話す相手の目をじーっとしっかり見て話す癖があります。途中で目をそらされることが何度もあります。
そして会社の社長に就任しているのにも関わらず、取引先の人が訪れても挨拶がきちんとできない。昔から慣れ親しんだ取引先の方なら問題ないですが、新しい取引先の方とは目が合わせられません。自分では「お世話になります」と言っているつもりでも言っていないことがある。
とにかく人とコミュニケーションを取ることを苦手とし、話をしている最中でも相手がびっくりするような唐突な発言をしてしまう。だから周りはフォローするのが大変です。新しい事務の女性を雇う面接でも「結婚はまだしていないのか」とか、「結婚している人がいいんだよな」とか。今のご時世コンプライアンスに引っかかることばかり発言してしまうのです。決して本人には悪気がありません。なぜなら頭に浮かんだことを発しているだけだから。
そしてアスペルがーの人の一番の特質として、何かにとても長けている。父の場合は、数字と図面を書くことです。これが本当にすごい。周りも天才か?とびっくりします。会社の工場では部品や機械がどの寸法でどうなるかというのを頭でパパッと計算してそれもすぐに口にできてしまう。だから接客がいくらぶっきらぼうでも、取引先の信頼が本当に厚いのです。どうやってそんなに早く図面を計算できるのだろうと思います。本当の職人気質です。
知り合いの知り合い(アスペルガー)も皆同じような特徴を持っています。意外に経営者にも多い、そして先生やお医者さんなど、頭の良い人に多いのも特徴ですね。所謂天才肌の人たち。
自閉症の中でもアスペルガーは一見問題なく生活もできる「普通の人」※普通という言い方は私自身好きではないです。と見られるため、より当たりがきつくて辛いだろうなと思います。
周りに恵まれていれば、コミュニケーションの部分を補ってもらえますが、そうでない場合は知らない間にみんなから嫌われて友だちがいなくなってしまったりするからとてもかわいそうだなと思ってしまいます。もう縁が切れてしまった父とはいえ、常に父のことは頭にありますし、何よりも自分の父だから愛しています。I don’t like him, but I love himです。
きっと知らない間に友だちがいなくなっちゃって、小さい頃は悲しい思いをしたんだろうなと思うと涙がでてきます。
今の時代、自閉症の人たちは多いし、もちろんアスペルガーの人も多い。そして診断をされる人も多くなりました。
逆に自閉症がありますと公言しているほうが周りが優しくできるのにと思います。だって知らないと「なんで人の気持ちに寄り添えないんだろうこの人」で終わってしまうから。
父のそういった症状を経験したこともあって、私はなるべくそういう部分だけで人を判断しないように心掛けています。もしかしたらこの人は発達障害かもしれない。もしかしたら直近で何か悲しいことがあったのかもしれない。そう思うだけで相手の見方は変わるし、自分も清々しい気持ちを保てると思いませんか。
自閉症の家族を持つ家族はとてもとても大変です。私は父と甥っ子が自閉症なのでとても辛さが分かります。「普通」ってなんだって思いますよね。だってみんな脳の構造は違うんだから。みんながあったかい心を持っていたら、より多くの人が住みやすい世界になるのに。そういう心を持った人と出会いたいなといつも思っています。
